超高齢化や核家族化が進み、一人暮らしのお年寄りが増えています。一人暮らしの高齢者は周囲の支えがなく、突然の病気やケガに対応できないため、安全面で不安を感じることがあります。このようなときに頼りになるのが、見守りサービスです。センサーやIoTなどの技術を駆使した見守りサービスは、異変を察知して遠方に住む家族に知らせるなど、高齢者の安全を守る手段として人気が高まっています。見守りサービスにはさまざまな種類があり、主に次の4つに分類できます。
1つ目は、センサータイプのサービスです。室内にセンサーを設置し、一定時間センサーに反応がない場合、倒れている可能性が高いと判断して、家族に通知します。その際に、自宅までスタッフがかけつけるサービスもあります。また、冷蔵庫や電気ポットなどの家電製品にセンサーを取り付け、長時間利用されない場合に知らせるものもあります。
2つ目は、対話型のサービスです。宅配業者や配食サービス業者、ボランティア、民生員などが定期的に自宅を訪問したり、電話で連絡を取ったりして安否を確認します。
3つ目は、緊急時通報型のサービスです。異変を感じたときに、利用者本人がボタンを押すだけで通報できます。壁に取り付けるものや、ペンダントのように首から提げるものなどがあります。
4つ目は、カメラで見守るタイプのサービスです。自宅にカメラを設置して、暮らしの様子を確認できます。リアルタイムで画像を確認できるため、トラブル発生時に迅速に対応できます。しかし常にカメラで監視されているのでプライバシーが守られず、精神的な負担が大きいというデメリットもあります。